初心忘るべからず

新米システムライブラリアンの備忘録

図書館ホームページのディスクリプション

ディスクリプションとはHTMLのhead内に記述する、そのウェブサイト(のページ)の説明文のことで、GoogleやYahoo等の検索エンジンで検索したときに表示される。

 

たとえば北大の図書館ではこのように表示されている。

f:id:trpic1010:20150910122114p:plain

ソースはこの通り。

<head>

<title>Hokkaido University Library</title>

(中略)

<meta name="description" content="北海道大学附属図書館。学内20近くの図書館・室利用案内、蔵書検索、貴重書画像、北海道大学の研究成果へアクセスできるほか、オンライン貸出更新・文献複写依頼等各種サービス、電子ジャーナル・データベースの入り口になっています。情報検索のコツも紹介。">

(中略)

</head>

  

 国立大学附属図書館86館中、ディスクリプションをいれているのは14館。その中でも紹介文を書いている館はたったの3館。「○○大学図書館の公式ホームページです」しか書いていなかったり、単にメニューを示しているだけの館が多い。

では私立大学はというと。数が多いので全館はみていないが、ディスクリプションを入れている館はやはり少数派であるようだ。

 

ディスクリプションを入れていないと、ページの最初の文が表示されてしまう。利用者が図書館のホームページにアクセスしようとした時、どういう行動をとるだろうか。

・大学のホームページからリンクをたどる?

・ブックマークしてくれている?

ヘビーユーザでもない限り、検索エンジンからたどってきているのではないだろうか。

 

せっかくウェブサイトを整備するなら、アクセスの一歩目にも目を向けたいところ。

SEOの観点ではなく、図書館や図書館のサイトで何ができるのかを、利用者へいかにわかりやすく伝えるかという点で、ディスクリプションまで設定できていると良い。

 

 

余談だが、ディスクリプションを入れていない館でお知らせがでている館の多いこと、多いこと。ウェブサイトの一番目立つところにお知らせがあるのだろう。数年前に、筑波のU先生が嘆いていたが、図書館界ではまだまだ「お知らせ族」は根強いようだ。